フッ素樹脂関連 用語集 「用途」カテゴリー
バネで回転軸表面に押しつけられたオイルシールのリップの先端が、機械内部の油などが外側へ流出するのを防ぐ働きをしています。
フッ素樹脂系のオイルシールを使用するときは、軸が摩耗しやすいのでHRC50~60の硬度の高い軸を使用する配慮が必要です。またシール材料の中で、フッ素は耐薬品性に最も優れています。
ガスケット解説.ガスケットとは配管のつなぎ手(フランジ部)に用いられます。
液体やガスなどがパイプとパイプとのつなぎ目から漏れないようにガスケットを用います。
シール解説.機械内部の液体や気体が外部に漏れないようにする働きと、外部からの塵埃の侵入を防ぐ働きがあります。
フッ素樹脂の場合でもシールには用途に応じていくつかの種類があり、機能的に大別すると運動用シール(オイルシール、メカニカルシール、パッキン)と固定用シール(Oリング)に分かれています。
ダイヤフラム解説.ダイヤフラムとは運動する部品と静止している部品のすきまにはられた分離用の薄膜で、これによって2つの領域や室にある液体や媒体がお互いに混ざり合うのを防ぐものです。
ダイヤフラムとはポンプの部品の一部です。
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ダストシール解説.ダストシールとは、外部からのダストの侵入を防止してパッキンを保護します。
パッキン解説.こパッキンは油圧、空圧、水圧機器などに低圧から高圧の広い範囲で使われます。
代表的なものにVパッキンやダストシールなどがあります。フッ素樹脂でも同製品を製作しています。
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ベアリング解説.機械の回転する部分の摩擦を減らす部品で軸受のことです。
ベローズ解説.液体や気体等を扱う配管系における蛇腹構造を持った伸縮管、または伸縮管継手のことです。
バルブやポンプなどに使用します。特にフッ素樹脂製のものは耐熱性、耐薬品性に優れています。
フッ素樹脂製ベローズの用途は半導体・液晶関連等のポンプ薬液の中継部や医療用チューブなどに使用されます。
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メカニカルシール解説.オイルシールと同様に回転用の密封に用いられるシールの一種です。メカニカルシールはオイルシールで対応できないような過酷な条件の回転密封用に使用されます。
特に、流体圧力が強い時や水、化学薬品などの潤滑性に乏しい流体を密封するときに有効です。使用例として、大量生産される自動車の冷却水循環ポンプ、カーエアコンのコンプレッサ、家電用ポンプのほか、装置産業では各種ポンプ、ブロア、遠心分離機などに使用されています。特に、航空・宇宙、原子力分野においても広い範囲の流体、圧力、周速条件に対応する軸封装置として用途が増大しています。メカニカルシールの中にはほとんどにフッ素樹脂が使われています。