フッ素樹脂関連 用語集 「成形技術」カテゴリー
押出成形解説.ひき肉機のように、注入口から樹脂をシリンダーに入れ、加熱しながらスクリューを回して樹脂を前方に送ります。樹脂は送られながら練られ、溶けて口金から押し出されます。
口金の工夫で、フィルムやシート、あるいはチューブやパイプなどを作るのに適します。
スタンピング成形解説.シート状の素材を型の間に挟み、プレスして形をつくる方法。シートをスタンプするような形で製品を製作するため、このように呼ばれます。
フッ素樹脂のスタンピング成形の手順は
1.ブランキング・・・成形する製品の形状・容積に応じてランダムシートを所定の重量、寸法に裁断しブランクを作ります。
2.IR加熱・・・赤外線等の加熱装置でブランクを200~220℃に加熱し、樹脂を溶融させます。
3.プレス成形・・・加熱したブランクを速やかに金型にチャージし、スタンピング成形します。
→スタンピング成形技術解説ページを見る ペレット解説.ペレットとはプラスチックの原料を加工しやすいよう3~5mm程度の粒状にしたものです。
射出成形解説.約300℃の高温でフッ素樹脂原料を溶かし、金型の中に原料を流し込み冷却し固めるという方法です。 大量生産に適し、工業部品の多くはこの方法で成形されます。インジェクション成形とも呼ばれます。
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→射出成形技術解説ページを見る ゲート位置解説.樹脂を流し込む入口。ゲート位置によって、製品の外観や強度が変わってきます。
ウェルドライン解説.金型に流し込んだ樹脂の合流地点。強度が弱くなってしまい、不良が発生しやすい箇所です。
ヒケ解説.表面の凹みのこと。特に製品の肉厚部分に多くみられる外観不良です。。